家づくりコラム
2026.09.21家づくりコラム

注文住宅で床材を選ぶとき、「無垢床と一般的なフローリングは何が違うの?」という質問をよくいただきます。大きな違いは、素材のつくり方と、触れたときの感覚、経年変化です。どちらが良い・悪いではなく、暮らし方や好みによって向き不向きがあります。
無垢床は天然木を使用した床材です。木そのものの質感があり、素足で歩いたときにやわらかさや温かみを感じやすいのが特徴です。年月とともに色味が変わり、少しずつ表情が変化していきます。
一方で、傷やへこみが付きやすく、水分や乾燥の影響で隙間や反りが出る場合もあります。「いつまでも新品のような状態」を求めるより、経年変化も含めて楽しめるかどうかが一つのポイントです。
一般的な複合フローリングは、合板などの基材の表面に化粧材を組み合わせたものが多く使われています。傷や汚れに強い商品が多く、掃除やメンテナンスがしやすいこと、デザインの種類が豊富なことが特徴です。
無垢材は、触れたときに冷たさを感じにくい傾向があります。ただし、床の表面温度そのものは、住宅全体の断熱性能や暖房方法にも大きく影響されます。「無垢床なら冬でも絶対に暖かい」というわけではありません。
傷への強さを優先するなら、表面を強化した複合フローリングの方が向いている場合があります。特にパインや杉などの無垢材は比較的やわらかいため、物を落としたときにへこみが付きやすい素材です。
一方で、無垢材は中まで木なので、浅い傷やへこみであれば状態に応じて補修できることがあります。水をこぼしたときは長時間放置せず、早めに拭き取ることが大切です。
小さなお子さんがいる家庭では、床に直接座ったり寝転んだりする時間が長いため、触感を重視して無垢床を選ぶ方もいます。ペットがいる場合は、爪による傷や滑りやすさ、掃除のしやすさなどを総合的に考える必要があります。
床材の価格は、木の種類、厚み、表面仕上げ、製品のグレードによって大きく変わります。無垢床は高価になる場合がありますが、複合フローリングでも高機能な商品は価格が上がります。材料費だけでなく、施工費や将来の手入れまで含めて比べることが大切です。
アヴィエスホームでは、パインまたは杉の無垢床を標準仕様としています。どちらも比較的やわらかい木材なので、傷やへこみは付きます。その一方で、素足で触れたときのやわらかさや木の表情を感じやすい床材です。
無垢床は、木の質感、足触り、経年変化を楽しみたい方に向いています。一般的なフローリングは、傷への強さやメンテナンス性、デザインの選択肢を重視する方に向いています。毎日触れる場所だからこそ、見た目だけでなく、実際に歩いたときの感触や将来のメンテナンスまで考えて選ぶことをおすすめします。
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